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これからの『Web活用』のあり方 〜「地方」はハンデではない〜参加レポート

こんにちは。今年は梅雨明けが遅いため天然パーマの髪の毛がどうにもならず、髪を切ってしまった竹花です。

7月27日、当社蝦名も副理事長として活動している、NPO法人あおもりIT活用サポートセンター主催の、これからの『Web活用』のあり方~「地方」はハンデではない~に参加しました。
今回のセミナーは、いつも気づきを与えてくださるお三方がご登壇されるということで、とても楽しみにしていました。

セッション1:スマートデバイス時代の、地域ワクワク・イノベーションを考える

株式会社 アンティー・ファクトリー 代表取締役/アートディレクター
一般社団法人JWSDA 会長
中川直樹さん

中川さん中川さんのお話をお聞きするのは3度目となりますが、今回も考えさせられる部分が盛りだくさんな内容でした。
まず衝撃だったのが、地図を横から見たときの日本の形に着目していた点です。私はこれまで、ほかの国に対して角度を変えてみてみることはあったのですが、自分の住んでいる日本はそういった目線で見ることがありませんでした。
これは知っている“つもり”になっていたのだと思います。単純に暮らしているだけでは見えてこないものはたくさんありまして、例えば中川さんが「日本を救う、これからの産業としてあげられるもの」として提示していた、漫画、アニメ、ゲームなどの「コンテンツ産業」も、日本が強い部分だということはなんとなく知っていても、「なぜ強いの?」と聞かれてもすぐには答えられないことに気づかされます。

数年前に青森に帰ってきて、色々なご縁があって現在Webの世界で働かせていただいていますが、この業界は本当に他業種の方とお話する機会の多い業種だと感じています。そして、どの業種に従事されている方も、何かしらの問題を抱えていることにも気づきます。そういった方々にお会いしたときに、普段から物事を様々な角度から見る癖がついていれば、ITの便利さを知っている私たちからワクワクするような提案ができるでしょうし、そこからサスティナブルな社会を作っていければ楽しいだろうなと思いました。

中川さんのお話はいくら聞いても、もっと聞きたいと感じる内容で、今から次はいつお聞きすることができるのだろうと楽しみにしているほどです(笑)楽しい時間をありがとうございました!

セッション2:地方の常識を破壊セヨ!意識改革で変わる「あおもり」

NPO法人あおもりIT活用サポートセンター理事長
株式会社コンシス代表取締役
弘前大学人文学部特任准教授
青森毛豆研究会事務局長
ベジスタ弘前エリアプロデューサー
大浦雅勝さん

大浦さん主催のNPO法人あおもりIT活用サポートセンターの理事長を務められている大浦さんからは、「地方の常識を破壊セヨ!」という非常に強いメッセージ性のあるお話をいただきました。
地方の常識=自分の常識となっていることは珍しくないことで、例えば青森の電車一つとってみても、大浦さんのおっしゃっていた「ドアの開閉ボタン」もそうですし、「座席の下に暖房」がついていたりもします。車内に入ったときに「段差」があるのも東京にいた頃は全く見ない光景でした。

ですが、現代はテレビやネットから得られる情報が膨大にあるため、そういった地方の常識が全国的な常識でないことは、なんとなくでも気づける環境にあるようにも思います。実際私も地元では津軽弁しか使っていなかったのにも関わらず、上京したての頃から標準語(的なもの)も違和感なく話せたので、「青森なのに訛らないよね」とよく言われていました。(「青森なのに」がちょっとひっかかりますが:笑)
そういった部分を見ても、地方も中央もハンデはなくなってきているようには見えるのですが、「価格」に対する意識の違いは色濃く残っているようにも感じています。例に挙げられていたWeb制作の値段交渉に関しても、発注者の方がWebでどんなことができるのか知らないために、単純に安い方を選んで結果的に損をしてしまうことも大いにありえることだと思います。

私は去年からあおもりIT活用サポートセンターの会員となりました。
ITを活用することで問題を解決したいと思ったときは、まずNPO法人あおもりIT活用サポートセンターに相談してください。そこから「あおもり」を変えていきましょう!

セッション3:「IT産業は地方優位の時代へ」~3年後には青森が主役になるかも?~

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役副社長
高畑哲平さん

高畑さんKDDIウェブコミュニケーションズの副社長に就任されてから初のご来青となる高畑さんからは、「IT産業は地方優位の時代へ」という、とても興味深いお話をいただきました。
「Webは時間と距離を短縮する」という特性から、AmazonがITの中心であるシリコンバレーを選ばずに、地方であるシアトルに本社を置くことを選択したように、アイデア次第で地方が優位になる時代が近づいているとおっしゃっていました。

お話の中でハッとさせられたのが、ビジネスで用いられる5W2Hを見ていったときに、「WebにはWhereがなかった」ということです。
Web制作の現場にいると、私としては気づきづらいところだったのですが、今後、サイトが人をさがすという「WhereとWho」がWeb上に存在する時代になると、高畑さんのおっしゃっていたように、大手だから有利というのは本当になくなってしまうなと思いました。
そういった大きな変化があったときでも、当社に制作をご依頼いただいたお客様のビジネスが成功したら、すごく嬉しいだろうなということまで妄想してしまいました。Webを使いこなすための「パートナー」として選んでいただけるよう、日頃から準備をしていきたいと思います。

パネルディスカッション

最後のパネルディスカッションのなかで、私が興味を惹かれた部分は高畑さんのおっしゃっていた、Jimdoを日本に持ってきたことで、Web制作会社の仕事を奪っているという部分でした。
日本は非常に卸業の多い国で、中間コストがかかりすぎているのが実情です。これも破壊しなければならない常識の1つだと感じていて、それを可能にするのもまたITだと思います。そういった意味で、Web制作の仕事がなくなったとしても、IT活用を含めた広い視野で物事を見るちからがあれば、これからの時代も怖くないのではないでしょうか。

パネルディスカッションの様子 パネルディスカッションの様子 記念撮影

今回のサブタイトルに、『「地方」はハンデではない』という文言がありますが、ハンデと感じている方は自分の頭の中にハンデをつくってしまっているだけのように思います。
Think globally, Act locally!
お三方すべてのスライドに書いていて、大人気だったこの言葉で締めたいと思います(笑)