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これからの『Web活用』のあり方 〜「地方」はハンデではない〜セミナー参加レポート(AOIT本田)

こんにちは!NPO法人 あおもりIT活用サポートセンターの本田です。

7月27日(土)に、セミナー『これからの「Web活用」のあり方 〜「地方」はハンデではない〜』を開催いたしました。
今回のセミナーは超豪華な講師にご登壇いただくとあって、1ヶ月以上前からずっと心待ちにしておりました!

スマートデバイス時代の、地域ワクワク・イノベーションを考える

株式会社 アンティー・ファクトリー 代表取締役/アートディレクター

一般社団法人JWSDA 会長

中川直樹さん

中川さん

タイトルに「ワクワク」の文字が入っている中川さんのセッション。
ワクワクしながら仕事をすることがモットーである私にとって、文字通りこのセッションはとてもワクワクできるものでした!

聴いていて唸ってしまいました。時代の変遷によって、明確な価値の変化が起こっているということ。
モノを買う時代→コト(体験)を買う時代になってきていて、それは例えばAKBであれば、CDではなく握手券が売れているのだという実態。
疲れた時に飲むものだったネガティブイメージのある栄養ドリンクでしたが、そこにレッドブルが台頭し「遊びに行く前に景気付けに飲むもの」に価値観が変化していることなど。

また個人的には、近江商人の三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の派生である、新三方よし(自分よし、周囲よし、将来よし)の感覚がとてもしっくりきています。
自分の好きなこと、得意なこと、儲かることをすることはビジネスで大事なのですが、やはり「世のためになること」を意識していくことは世界をポジティブに変革していくのだろうなぁと。

中川さんはLINEのスタンプにも触れられ、スタンプの送受信だけで世代を超えた意思疎通ができることは古代のピクトグラムへの先祖返りに近い、と話されていて納得。
普段LINEを使っていて感じるのですが、LINE純正マスコットキャラクター(ブラウン・コニー・ムーン・ジェームズ)の表情や行動は、微に入り細に渡って微妙なニュアンスが表現されていて、世界的にもトップクラスに語彙が豊富な日本語でさえもカバーしきれないセンシティブな部分ですらも、カバーしきっているような印象を持っています。
それこそ、10代の人たちの最重要感覚値のひとつでもある「ノリ」の文化を如実に体現できているなぁと。

中川さんのお話からそんなことまでふわふわと頭によぎり、未来を創造しながらまたワクワクさせていただいたのでした。(笑)

地方の常識を破壊セヨ!意識改革で変わる「あおもり」

NPO法人あおもりIT活用サポートセンター理事長

株式会社コンシス代表取締役

弘前大学人文学部特任准教授

青森毛豆研究会事務局長

ベジスタ弘前エリアプロデューサー

大浦雅勝さん

大浦さん

当NPO法人あおもりIT活用サポートセンターの理事長である大浦雅勝からは、『地方の常識を破壊セヨ!意識改革で変わる「あおもり」』のタイトルでセッションをさせていただきました。
まず冒頭に。「そもそも地方ってハンデなの?地方のほうが有利なのでは?」と大浦がホンネを投げかけ、そこからセッションはスタート。
「青森ではフルーツといったら『りんご』ですが、日本での流通量は『いちご』が一番ですし、世界での流通量は『ぶどう』が一番です。」という話をうけ、ハッとさせられました。
まず常識や先入観を疑い、そして自分や身の周りの常識と外の世界の常識が異なった場合、その多様性を受け入れることがビジネスをする上でとても重要なのですね。

大浦は青森生まれ青森育ちですが東京で働いてた期間もあるため、特有の視点で青森を語ってくれました。
仕事をしていると、SY(数字が読めない)、GM(現場が見えない)、KY(空気しか読めない)など、青森県民に多い特徴であるとのこと。
また、県内の食料自給率が110%を超えていることは、恥ずかしながら今回はじめて知りました。

弘前大学の特任准教授も務めている大浦ですが、「過去のことだけ学ぶ歴史の授業だけではなく、未来のことを学ぶ授業をつくりたい」とアツい話をされており、なるほど確かにそれは大層ワクワクしますし、ぜひ実現を!と感じました。(笑)
ともあれ。ネガティブな項目ばかりでランキング一位になることの多い青森県ではありますが、青森県の歩む道は明るく希望に満ち満ちているのです。

「IT産業は地方優位の時代へ」~3年後には青森が主役になるかも?~

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役副社長

高畑哲平さん

高畑さん

中川さんに続き、高畑さんのセッションも初めて拝聴させていただきました。
高畑さんは講演をするときに壇上を歩く、というのは事前に伺っていたのですが今回実際にその通りで、カリスマスピーカーのようですごくカッコいい!!というのが第一印象です。(笑)

まず「Think Globally , Act Locally」の文字が。これはなんと前述のお二人もお話されていました。
お三方が共通してこのワードを出されるあたり、この言葉は強く強く真実味を帯びてきます。
ITの歴史は「面倒をカンタンにする」ことであり、また「時間と距離を短縮する」ものであるという言葉はとても納得できるものでした。

青森に住んでいるとりんごは青森のものですが、愛知出身の高畑さんからするとりんごは長野のものであり、
その感覚を持っている長野県民にはりんごは売れないという事実を聞き、驚愕。このあたりは大浦のセッションとすこしリンクしていますね。
青森は5W2Hの「What」の部分(りんご、ねぶた、海産物など)が充実しているので、あとは「Where」(どこに売るのか)、「How」(どうやって売るのか)を考えるべきとのこと。
その上で、それをどのようにしてWebに適合(最適化)させていくのか、というところが重要だと述べられていました。

高畑さん独特のスパっと言い切るような言い方伝え方は、ものごとをシンプルなものに変換し、参加者の理解度や腹落ち度をグッと増幅させるのでした。

最後に

集合写真
お三方の公演後、パネルディスカッションが開催されたのですが、一つの質問に対してまったく真逆の回答が飛び出したりと、三様の意見を伺えたことは大変ありがたいことでした。

当NPOは、県外の講師の方々をお呼びする機会が多くあるのですが、その度に青森県のIT/Webのレベルをお褒めいただくことが多いように感じています。
高畑さんがおっしゃるように、りんごやねぶたや海産物などの『What』の部分が強い青森県が、「時間と距離を短縮する」ツールであるIT/Web活用のチカラを最大限発揮させることができれば、それこそ3年後には青森県が主役になっているはずなのです!!

中川さん、高畑さん、またのご来青をお待ちしております!