ここから本文です

「今」だからこそ基本に立ち返り 『アクセシビリティとコンテンツについて考える』 〜小規模サイトから自治体サイトまで〜参加レポート

こんにちは!
10月は八戸・むつ・弘前・三沢と、週末は青森県内を走り回っている竹花です。

10月11日(金)にむつ市役所で行なわれた、NPO法人あおもりIT活用サポートセンター主催、「今」だからこそ基本に立ち返り 『アクセシビリティとコンテンツについて考える』 〜小規模サイトから自治体サイトまで〜に参加して参りました。
今回はむつ市役所に勤務されている方々が多く参加されていて、普段私が参加しているセミナーとは少し違った雰囲気でした。

「文字もデザインしよう!クリックされやすい、読まれやすいタイトルづくり」

ディーシーティーデザイン 代表
NPO法人あおもりIT活用サポートセンター 副理事長
蝦名晶子さん

セッション中の蝦名さん1番目は、弊社蝦名より「文字のデザイン」についてお話をいただきました。
実際に公開されている自治体サイトを例に、どのようなタイトルの付け方をすれば良いのかを解説しておりましたが、更新をする側の主観で書かれているものが多いなという印象をうけました。
例えば「教育委員会を更新しました」といったタイトルがありましたが、実際は「教育委員会に関する新着情報が追加されました」という意味だったなど、大勢の方々が閲覧する自治体サイトということを意識していない内容も見受けられました。
情報を発信する側は、何度も更新をしているうちに悪い意味での「慣れ」が出てきてしまい、自分たちだけがわかる表現をしてしまうことがよくあります。
参加されていたむつ市役所の方々も頷きながら聞いていましたので、タイトルや文章の表現を見直す良い機会になったのではないかと思います。

コンテンツ管理におけるCMS導入と、データ構造化のススメ

KDDIウェブコミュニケーションズ クラウドホスティング事業部 エバンジェリスト
阿部正幸さん

セッション中の阿部さん2番目は、KDDIウェブコミュニケーションズの阿部さんより「CMSの導入とデータ構造化」についてお話をいただきました。
阿部さんのセッションで特に注目した部分が、CMSを導入する際の注意点の中の「構造化」についてでして、誰が更新しても適切なマークアップになるようなCMSを導入している自治体は少ないのではないかなと思いました。

Webの知識がなくても更新ができることもCMSのメリットではありますが、更新する方によって構造的に間違ったものができあがってしまうことを防ぐためにも、どういった内容を更新する可能性があるのかなど、導入前に綿密にすり合わせておくことが重要だということを改めて感じました。

「ウェブアクセシビリティことはじめ」

KDDIウェブコミュニケーションズ SMB事業本部 副本部長 兼デザイン部GM
神森勉さん

セッション中の神森さん3番目の前半は、KDDIウェブコミュニケーションズの神森さんより「ウェブアクセシビリティことはじめ」ということでお話をいただきました。
神森さんのセッションでは、ウェブアクセシビリティがなぜ必要なのかがわかりやすく説明されていました。障がいを持っていなくても、音を出せない状況下にいる場合や、知らない外国語で書かれている場合など、様々な制限によって情報収集ができないといったことがないようにすることがウェブアクセシビリティで、実はすごく身近なことなのだということを、参加されたむつ市役所の方々も感じていただけたのではないかと思います。

チャンスを広げる!タブレット・スマートフォンのアクセシビリティ事情

エイチピースタイリング 代表
W3A 運営
NPO法人あおもりIT活用サポートセンター 理事
髙森三樹さん

セッション中の高森さん3番目の後半はエイチピースタイリングの髙森さんより「タブレット・スマートフォンのアクセシビリティ事情」についてお話をいただきました。
髙森さんのセッションの中で、iOS7のアクセシビリティ機能の紹介をされていましたが、その機能もどんどん進化しているのだなと感じました。
特に、スイッチコントロールの機能には驚きました。カメラに顔を認識させて、決まった動きをすることで操作が可能というもので、全く手を使わずに顔の動きだけで操作をしている姿は印象的でした。

ディスカッションをする神森さんと高森さんセッションの最後に神森さんと髙森さんでのディスカッションとなりましたが、一つ気になった部分が神森さんのおっしゃっていた、特に意味を持たない画像のALT属性についてでした。
意味を持たない画像に対してはALTを空にするのも良いのではということでしたが、そういった画像は背景にしてしまうのが一番良いかとは思いまして、これを簡単にできるようにするためにもCMSを見直して行く必要があるのではないかなと感じました。

最後に

今回はアクセシビリティがテーマでしたが、私たち制作側に必要なのは制作時点でアクセシブルなサイトにすることはもちろんですが、その後に誰が更新しても構造が崩れないようにすることも重要だと感じました。
Webサイトを閲覧する全ての人が、様々な理由から閲覧に制限を受ける可能性があるなかで、アクセシビリティ対応は「手間」ではなく、「チャンス」と捉えておこなっていくべきだと考えます。